2012年3月25日日曜日

北口こども商店 小金井商業振興会

3月24日(土)、JR武蔵小金井駅前北口から続く、
小金井市商業振興会で「北口こども商店」が行われました。

ちょっと昭和チックなチラシがかわいい!

タイトル通り、子どもたちがそれぞれの商店の
お手伝いをするイベントです。

駅前から続く「小金井市商業振興会」は、
10階建てのビルが並ぶ
典型的な都市型の駅前商店街です。

「こども商店」は、今回が初めての開催。
地元の市民企業サポートセンター
共催で行われていました。

加盟店は100店弱、今回イベントに
参加したお店は11店舗です。
実は参加店の一部は、
商店会加盟店ではないそうです。

子どもたちを受け入れる参加店に対し
「子どもたちと一緒にイベントを楽しみたいお店」
という参加条件を設け、主旨を明確にしたら
商店会未加入の数店の店が
協力してくれたとのこと。

商店会長は、コレを機会に未加盟店に
加盟を促したいと思っているそうです。

参加店にはファミレス、コンビニ、楽器店など
大手チェーン店も含まれていました。

子どもたちが働いているお店には
写真の「のぼり」が立っていました。

コンビニでは、納品された品を器械でチェック。
ゲームっぽい作業が楽しかったようです。


ケーキ屋さんでは、品出し、梱包、接客など
大人と同じカウンターの仕事を、ちゃんと
こなしていました。

イベントスタッフや店員からは
「小学生でこんなに(仕事)ができるとは
想定外」という言葉が。

イベントだから、子どもだからと特別な
仕事を用意しなくても、子どもたちって
結構できちゃうもんです。

この子は駅前の繁盛しているパン屋さんで
レジ打ちを任されていました。

こちらのお店では、店頭で子どもたちが相談中。

このしゃけを「こども商店」の時間内に
売り切りため、どうしたらよいか考えていたようです。

・もっと値段を安くしようか?
・それじゃ、お店が儲からないよ。
・1個買った人に、もう1個オマケする。
・もっと、儲からない。
・安いことを通行人に伝える。

そこで、店長に相談。
「普段は400円の品だ」と聞いた子どもたちは、

「今日はしゃけが半額ですよ~」と
呼び込みをはじめました。

店長に定価を聞きに行くまで
大人の介入はなし。
子どもだけで販促方法を決めるなんて、凄すぎる!

さっそく1パック売れてニッコリ、笑顔がステキ。

参加店によっては、手伝ってくれた
子どもたちと記念撮影をしたり・・・

こどもスタッフで働いた認定証をプレゼントしたお店や、

子どもたちに、わざわざタグを手作りして
くれたお店もありました。

お釣りの計算に戸惑ったり、

通行人に呼び込みをしたり、

ビラを配ったり・・・。

「こども商店」での体験は、参加した子どもたちに
職業体験以上のものを与えていたように思いました。

この思い出を大切に、将来、武蔵小金井に
お店を構えてくれるとうれしいです。


参 加 子ども=31人、スタッフ(店員以外)=約10人。

参加費 無料。 

用意した物品
チラシ、スタッフTシャツ、タグケース、のぼり約20セット
アンケート用紙(子ども用・保護者用)、筆記用具
費用 約55000円
※(大人)スタッフは完全なボランティアでした。